適材適所 ウォータージェットについて…。
ウォータージェット とは? |
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水に「超高圧」に高めて、直径1.0ミリ程度の小径ノズルから噴射。 その噴流を利用して切断が可能。 加圧された水の速度は、なんと「音速の3倍」程 |
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水のみの切断では限界があるので、「研磨材」を混入させ、切断能力を向上可能。 (厚板・金属などの切断時) |
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熱を発生することがほぼなく、素材の機械的性質・品質などに影響がありません。(温度は良い湯加減程度) 水で濡れて、溶けてしまうような材質はムリですが…。 |
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切断水圧力を低圧⇔高圧で調整することにより、人工大理石や、スポンジ等の脆弱材質から、 A5052材、SUS304材100o、焼入れ材等の硬い材質まで、切断することが可能です。 |
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もうすこしくわしく…。 |
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ウォータージェット切断機 |
ウォータージェット加工の守備範囲 レーザー切断 < ウォータージェット切断 < ワイヤーカット |
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l レーザー切断機は、薄板材質に利点があります。 しかし、板厚に限界があり、熱影響があります。 l ワイヤーカットでは、精度面で利点があります。 しかし、時間がかかります。 l レーザーでは切断できない。 ワイヤーカットほど精度はいらない。 アルミ・銅・・・電気を通さないモノなど、一度ご相談ください。 l 切断面の加工精度(傾き)は、±0.05o〜0.2o(板厚100o程度まで) l 切断面の加工熱影響(変異・変形・酸化)が他の加工方法に比べ、微少。 l 炭化ケイ素・強化ガラス以外、加工不能な材質がありません。(2006年現在) l 水を使用いたします → 素材表面の腐食・変色は、水溶性切削液と同等。 l 弊社では、切断後のマシニングセンタでの加工にも対応いたします。 |
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真鍮 板厚・5o 4分45秒 |
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レーザー+MC加工 |
← 比較ください → |
ウォータージェット |
レーザーは、板厚25o程度まで切断可能。材質の得手不得手あり。 |
材質問わず板厚100o(メーカーにて条件有) (機械ストロークは150o) |
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熱ダレ・熱硬化・反りを考慮し、余裕を持った材料の切断を必要とします。 機械加工仕上げでは、刃物消耗が激しい。 ↓ コーナー部分の切断面の比較 |
切り始め、切り終わり部分に、5o弱 (約10o角)の取りシロを、考慮ください。 同時加工で、材料の無駄が省けます。 一般交差ならば、後工程の必要ありません。 ↓ 切り始め、終わり部分の比較 |
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左の写真では、表裏(溝を含む)加工が された後にリング状に切断いたします。 その場合、位置出しの為の捨て加工が 必要になります。(写真左下X・Y各1箇所) 加工精度は一般交差程度になりますが、 加工中の熱による反り・変形がありません。 機械加工前の材料切断のみでなく、 熱影響が気になる、仕上げ・切り離し等にも 効果を発揮いたします。 |
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4×8材料からの素材取りをご想像下さい。 ウォータージェットなら切断幅1〜2o 材質・板厚問いません。 大板からの材料取りに効果を発揮します。 |
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材質・寸法にあわせ、多種の刃物購入 → 消耗による折損・欠損あり 月あたりの消耗品代・・・。 |
材質に関係なく、消耗品は同じ。 → 研磨材による消耗のみ 1ヶ月使用し、φ1o→φ1.3o程度 |
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切断時の焼け・反り →側面板厚に2〜3oの仕上げシロが必要 表面の焼けの処理 |
切断時の焼け・反りナシ → 片側0.5〜1o 仕上げシロ(板厚・外側)の削減 |
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表面硬さ(HRB)の比較 |
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レーザー切断面 |
圧延面 |
WJ切断面 |
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HRB 最大値 89.0 |
87.5 |
74.5 |
HRB 最小値 88.5 |
85.0 |
73.5 |
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上記数値はロックウェル硬さ(HRB)にて1面につき2箇所以上、計測いたしました。 レーザー切断面は当然ですが、圧延の面よりも表面硬度は低いと実証されました。 |
溶接性 ロウ付け |
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溶接の状態 |
断面図 |
特別な問題は起きず、 綺麗に接合されております。 TIG溶接においても通常のSUS材と 変わらず接合が可能です。 |
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詳細は御相談ください |
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